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2012年08月10日

心をほどくアロマ

セラピストとしてデビューしてからこれまでの数年間に
何人のお客様の施術をさせて頂いたか・・・
数えられないけど、たぶん1000人は超えてるかな。

初めてのお客様の施術では、目の前で精油をブレンドする時に
オイルを垂らす手が緊張で震えたのを覚えています。

沢山の出会いと、そして多くを学ばせて頂きました。

中には対面した瞬間から高圧的な様子をお見せになる方も。

きっと何かが心を硬くしているのでしょうね。
日々のストレス、緊張感、苛立ち?
その理由についてカウンセリングだけで深く読み取ることはできない。
セラピストにできる事は、ただ大切に触れさせていただくこと。

そんな方が施術の後、別人のように柔和な表情になられるのを見て
同室で施術に入ったスタッフと、「アロマってすごいね~」と
話したりしていました。

植物はいつも私たちを助けてくれていますね。
それがなければ呼吸すらもちろん出来ない。

この島は人間よりも自然のほうが強いと言っていた人がいたけど
宮古島に来てからずっと何かに包まれている感覚があるのは、
島の植物や海や風や土から放たれるエネルギーのようなものなのかも。。。

時に、お会いして数秒のとりとめのない会話で
この人はとても深く傷ついた事がある人なのかな。。。
なんとなくですが感じることがあります。
後に実際そうだったことを知ったり。

儚げで優しい気をまとうその方に、植物たちの優しさを
この手から伝えることができたのだとしたら、
セラピストにとってそれ以上に幸せなことはないですね。

ある時、緊張と疲れのせいかこわばった表情でいらした方。
施術のあと、とても柔らかな笑顔をお見せになられ
こんなに綺麗な人だったんだ。。。と驚いた事があります。

施術中に、張りつめていた気持ちが緩んだのか突然涙を流される方。
「お辛いことがあったんですね」
私がもらい泣きしたところで、おこがましくもお力になれることは見つからないけれど
施術室の中でのことは、私とお客様だけの秘密。
大人になると、人前で泣くのは恥ずかしい、大人げない、みっともないとか、
そんな事は考えず、心をゆるめていただきたい。。。

私も随分と昔、20代前半だったかな。
地下鉄の車内で人混みの中号泣してしまったこともあったな。

涙は心のデトックス。
泣きたい時は思い切り泣いたほうがいいのです。

後日また、素敵な笑顔にお会いできて良かった。

人は、言葉があるにも関わらず、
上手く伝えられなかったり、傷つけ合ってしまったり。
皆きっと成熟の途中の魂だから仕方ないのだろうけど。

植物たちは、物も言わずに私たちを癒してくれています。

いつもお世話になっているアロマ。
この島の生命を力強く抱いてくれている植物や海や風や土の優しい波動。

いつも助けてくれて、ありがとう。

心をほどくアロマ



Posted by pocota at 18:27