宮古島エステ&リラクゼーションpocotaのブログ

  

Blue moon 満ちていく月。

あれからひと巡りして明日は満月。
綺麗な月夜にまた会えるかな。。。



月日が過ぎるのが何だか早すぎる気がしますね。

宮古島はまだまだ夏だけど、時折り夜風がひんやりと冷たく秋の気配。
今年も残り３分の１か・・・。
こないだ。。。だったのに・・・ってね。

季節が移り変わるように、人も日々刻々変化しながらすすんでるのかな。

一年前の自分と今の自分・・・同じではないなぁ。
数ヵ月前でさえ、意識の変化が訪れたり。

１０代や２０代の自分を思い出すと、青いなぁと思うけど、
１０年後の私も今の私を思い出して、未熟だなぁと
やっぱり思うのでしょうね。



１０代の終わりから２０代後半は、淡い夢をみていたな。。。

憧れたのは、７オクターブの歌姫。
私はどんなに練習しても４オクターブ以上は出なくて、
憧れた人たちのようなソウルフルな良い声でもなかったし。

努力だけでは手に入らないものがあることを
長い時間をかけて学んだけど、夢の途中にいるその時間は
きっと幸せだったんだと思う。

喉を痛めて病院に行った時に、
「君の声帯は人より小さいから、大きい声は出ない」
と言われ、思うように歌えない自分が悲しかったり、
それなりに苦しんだけど。

大阪から日帰りで通ってた六本木のスタジオが今はとても懐かしい。
いつも帰りに寄ってた美味しいパン屋さん、今でもあるのかな。。。

たった一度だけ、大ファンだったヴォーカリストとすれ違ったとき
勇気が出なくて、声もかけられなかった。
見ている私に気づいて、ほんの一瞬その視界に入れた事だけでも
１９才の私は幸せでした。

努力と才能と運と。全てを兼ね備えた人はほんの僅か。
よく使われる『夢は叶う』なんてフレーズは
当時の私には決して書けなかったな。

求めてやまなかったものを諦めた時には、人生の終末感があったけど
でもそれで全てが終わりじゃなく、また新たな何かに出会い、感動して
好きと思えるもの、欲しいと思うものに精一杯手を伸ばしながら
毎日を生きていると、少しづつ形になったり、手に入るものがある事もまた、
その延長で経験し学んでいくのですね。

宮古島に住むという夢が叶ったこと。
素晴らしい仕事に出会えたこと。
安住の棲家や、想いをを形にしたサロンを
開くことができたこと。

一足飛びには出来なかったことばかりだけど、迷わずに手を伸ばして
良かったと今は思います。

よく「勇気あるね～」とか「思い切ったね～」とか言われますが
そんなことは全然なくて、ただ「好き」とか「欲しい」と思う気持ちに
素直に身体が従いたかったんだと思う。

もちろんどうしても手に入らなかったり、
失って悲しい思いをすることだって生きていればあるのだけど



魂のベクトルに逆らうことなく
これからも進んでいきたいな

心のナビゲーションを聴きながら、心地良いほうへ。。。
 
  

先日、撮影の為４時起床。こんな早起きは久しぶりでした。

日の出の時間を狙って東平安名崎へ。

舞台メイクと真っ白な衣装に身を包み肩からベールを羽織って
まだ暗い道を灯台へ向かって歩きながら、
満月以外の夜にここに来るのは初めてだなぁと。

皆さんもう到着されていて、先端へ向かい位置を決めると少しずつ空が白み始めました。

日が昇るのはあっという間、早速撮影開始。

 

良い風が吹いていました。

幾つもポーズをとりながら、
どんな風に写っているのかな。。。

空を仰ぎ手をかざした時、その指の先に
白い三日月が浮かんでいて

朝日と月光を同時に浴びられる時間か。。。はぁ～いいなぁ。

この日の午後お会いしたスピな方に、
今日は透明な感じがすると言ってもらえて。

きっと早朝から潮風に吹かれ朝日を浴びて浄められたのかな、と。

あっという間に撮影終了。チャンスはほんとに一瞬ですね。

 




雲が形を変えながら光をアートにしていきます。

 

朝日はパワーをくれるんだと、サイパンに行った時に朝日を見ながら友達が教えてくれたな。

 

朝日を浴びている皆さんも輝いていましたよ。

 

帰り道、小雨の中虹に会えて。写ってないけどダブルレインボーです。

 

すぐに雨雲に呑み込まれていきました。

 

寝不足だったけど、とても心地良い一日の始まりでした。

  

１２日深夜の流星群、どれぐらいの人が同じ空を見上げてたのでしょうね。

こんな日に雲一つない夜空を用意してくれるなんて粋な計らい。

現地に着くまでにはもうすでに眠気に襲われていたので
寝転がった瞬間に眠りに落ちてしまうんじゃないかと思いながら、
気がつけば、カメラ片手に夢中になって星待ちをしている自分がいて。
淡い軌跡を残しながら幾筋もこぼれ落ちてくる光に
願い事はしなかったけど、流れるたびに声を上げながら
飽きることなく眺めていました。

さすがに流れるところは撮れなかったな～。

ベガでどうにかピントを合わせながら切り取った宇宙
一晩で少しは上達したかな？
天の川も縦にうっすらと写っていますね。



カメラが優秀すぎて、実際の肉眼ではこんなには見えていないのだけど、
もしかして、どこかの国の視力が９．０くらいある民族なら
星空はこんな風に見えているのかも。。。？

振り返ると、丘の稜線にさそり座がけだるそうに横たわっていました。



リミットはシンデレラタイムまで。

のつもりがなかなか帰れず、
じゃあ最後にもう一つだけ見たら帰ろう。。。

で綺麗に流れたのを見て贅沢なひと夜の終わりとなりました。
 
 

こんな事ができるなんてね。
  

セラピストとしてデビューしてからこれまでの数年間に
何人のお客様の施術をさせて頂いたか・・・
数えられないけど、たぶん１０００人は超えてるかな。

初めてのお客様の施術では、目の前で精油をブレンドする時に
オイルを垂らす手が緊張で震えたのを覚えています。

沢山の出会いと、そして多くを学ばせて頂きました。

中には対面した瞬間から高圧的な様子をお見せになる方も。

きっと何かが心を硬くしているのでしょうね。
日々のストレス、緊張感、苛立ち？
その理由についてカウンセリングだけで深く読み取ることはできない。
セラピストにできる事は、ただ大切に触れさせていただくこと。

そんな方が施術の後、別人のように柔和な表情になられるのを見て
同室で施術に入ったスタッフと、「アロマってすごいね～」と
話したりしていました。

植物はいつも私たちを助けてくれていますね。
それがなければ呼吸すらもちろん出来ない。

この島は人間よりも自然のほうが強いと言っていた人がいたけど
宮古島に来てからずっと何かに包まれている感覚があるのは、
島の植物や海や風や土から放たれるエネルギーのようなものなのかも。。。

時に、お会いして数秒のとりとめのない会話で
この人はとても深く傷ついた事がある人なのかな。。。
なんとなくですが感じることがあります。
後に実際そうだったことを知ったり。

儚げで優しい気をまとうその方に、植物たちの優しさを
この手から伝えることができたのだとしたら、
セラピストにとってそれ以上に幸せなことはないですね。

ある時、緊張と疲れのせいかこわばった表情でいらした方。
施術のあと、とても柔らかな笑顔をお見せになられ
こんなに綺麗な人だったんだ。。。と驚いた事があります。

施術中に、張りつめていた気持ちが緩んだのか突然涙を流される方。
「お辛いことがあったんですね」
私がもらい泣きしたところで、おこがましくもお力になれることは見つからないけれど
施術室の中でのことは、私とお客様だけの秘密。
大人になると、人前で泣くのは恥ずかしい、大人げない、みっともないとか、
そんな事は考えず、心をゆるめていただきたい。。。

私も随分と昔、２０代前半だったかな。
地下鉄の車内で人混みの中号泣してしまったこともあったな。

涙は心のデトックス。
泣きたい時は思い切り泣いたほうがいいのです。

後日また、素敵な笑顔にお会いできて良かった。

人は、言葉があるにも関わらず、
上手く伝えられなかったり、傷つけ合ってしまったり。
皆きっと成熟の途中の魂だから仕方ないのだろうけど。

植物たちは、物も言わずに私たちを癒してくれています。

いつもお世話になっているアロマ。
この島の生命を力強く抱いてくれている植物や海や風や土の優しい波動。

いつも助けてくれて、ありがとう。

  

暴風雨は過ぎたものの
風はまだおさまらないですね。

昨日は台風の雨雲で月は見えず。

でも今日は風に走る雲の隙間から
見え隠れしながらも
満月が顔を出してくれています。

 

今日は会えて良かった。
ここから見えても見えなくても

そこに在る貴方はずっと変わらず美しい。